paruのブログ

猫との暮らし

法界坊千秋楽

paru04
酒も女も大好きな堕落坊主の法界坊(勘三郎)は、永楽屋権左衛門(弥十郎)の娘お組(扇雀)にひと目惚れ。
お組は手代要助(福助)と恋仲。
要助は、御家再興を願う吉田家の嫡男松若で野分姫(七之助)という許嫁のいる身。
法界坊はお組を誘拐しようとしますが失敗。
次は野分姫をかどわかそうとしますが、拒否されると『お組との仲にはじゃまだから殺すよう要助に頼まれた』と偽って、野分姫を斬り殺します。
しかしその法界坊も甚三郎の手に掛かって絶命。
しかし恨みを残す野分姫と合体霊となって姿を現し松若とお組を苦しめる。

平成中村座でも見たこの作品。
同じ串田演出だったけど、歌舞伎座では少し違っていました。
まず舞台の両端に客席があり、そこに顔のないお客の人形が並んでいます。
中村座では法界坊パワー炸裂だったのだが、今回は野分姫の怖さの方が気になりました。
小さいころに許嫁の約束を交わしただけなのに松若を追ってやってきて、
しかも(誤解をしているとはいえ)死んでまで恨み、追い回す。
「女は怖し」という感じでしょうか(笑)
まぁ今回も勘三郎さんのパワーは全開で、やっぱり出てくるだけで華があります。
合体した怨霊で、法界坊と野分姫のキャラを演じ分けているのがすごい!
カーテンコールでは最後は顔のない動かない人形軍団に化けていた弥十郎さんや芝のぶちゃん、演出の串田さんまで飛び出してきてびっくり。
(そんなところに隠れていたんだ!)
客席には笹野高史さんがいて、勘三郎さんに声をかけられつっこみ入れられてました(笑)

法界坊
初演の時に作られた勘九郎時代の法界坊写真集。
荒木経惟の撮影による法界坊が浅草の街を飛び回ります。